SSブログ

とげぬき地蔵尊はどこにいるの?

NYから友人が一時帰国して、久々の再会。
巣鴨の仕事場をのぞいたついでに、お年寄りの原宿巣鴨のとげぬき地蔵尊をお参りすることにした。
ときどき、客人を案内するのだが、この日は夕方の5時過ぎに行ったら、もう商店街は店じまいに入っていた。

ひいきの金ゴマの店で、あれこれ試食していたら、とっぷりと日も暮れて、あわてて地蔵尊に向かった。

で、いつもやるように本堂脇に立っているお地蔵様を洗って・・・と、そこでふと気づいた。
これ、とげぬき地蔵じゃない!?
立て札には、なんと「洗い観音」と書いてあるではありませんか。
とうぜん、観音様は地蔵様ではありませんね。

でも、いつ来てもここは人が並んでいて、ディズニーランドのように、うねうね行列が曲がるようにポールが経っていたから、私も考えずに並んで、洗っていた。

帰宅してネットで調べたら、とげぬき地蔵尊は、お寺の本堂(正式には曹洞宗萬頂山高岩寺)に祀られているらしい。とげぬき地蔵尊商店街のHPにはこんなふうに書かれていた。

ご本尊は「とげぬき地蔵」として霊験あらたかな延命地蔵菩薩です。こちらの地蔵菩薩様は秘仏ですので残念ながら拝見させていただくことはできませんが、そのお姿を元に作られた御影(おみかげ)に祈願してもご利益があるとされています。こちらは高岩寺のご本堂で授与されています。

だってさ。
私、何回も来ていたのに、ちっとも知らなかった。
そんな隠れた秘仏なのに、これほど有名になって、大勢の参拝客はきっと何も知らずに、とげぬき地蔵だと思って観音様のお顔を洗っているんじゃないかな。
だって、本堂の前で参拝する人より、洗い観音に並ぶ人のほうが絶対多いもの。

とげぬき地蔵尊と洗い観音の謂れについては、このサイトをご覧ください。
http://www.sugamo.or.jp/prayer_detail01.html

すっかり暗くなったお寺を後にして、寒いNYの冬を耐え忍ぶにはぜったいに赤い腹巻だ、と買う気満々で商店街のもと来た道を戻ると、5時半を回ったくらいなのに、すでに店は閉まっていた。
さすが年寄りの街。若者の原宿とはここが違うのね。

その後は、都営三田線に乗って水道橋の食堂、アンチヘブリンガンへ。
相変わらず、おいしかった。
nice!(0)  コメント(1) 

nice! 0

コメント 1

ガーゴイル

田付又四郎の話は本当は西新井大師での話である。
by ガーゴイル (2021-01-08 09:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。