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脱出した地への帰還? [こんなことあんなこと]

7か月ぶりに職場へ。
世の中Go Toナントヤラで、多くの人々が移動しているのをニュースでみながら
ほとんど自宅で過ごしていたこの7か月。
いよいよ実習が始まるというので、オリエンテーションのための出勤である。

学内に行ってみると、改装工事の真っただ中。
建物の中は化学物質の臭いが立ち込めていた。
メールで工事の工程について逐一報告があったが、
目の前に見ると、こんなに大々的に改装工事ができるのは、コロナのおかげか?とつい思ってしまった。
(本来ならば夏休み期間にやるはずが、コロナのせいで遅れているのかもしれないが)

事務で4月にもらうはずだった職員証が渡され、
古い職員証を返してくださいと言われて(1年ごとの契約なので)、
職員証ってどんなものだったっけと、うろたえる。

ようやく研究室に一歩入ると、そこは7か月前の世界。
カレンダーは3月のまま。
たくさんのプリント類が窓際で黄ばんで、カサカサと音を立てていた。
きちんと整理して、在宅勤務に入ったわけではないので、
7か月前のある日で時間が止まったかのよう。
こんなに長くなるとは思っていなかったのだ。

避難のために脱出していた人が自宅に戻ったらこんな感じか。
(実際の被災者には、このたとえは申し訳ないが)

PCを立ち上げようとしたら、パスワードが分からない。
メモを探して入力してみても駄目だ。
そこで、学内の情報管理部門まで行き、パスワードの更新をすることに。
だが、研究室に戻って新しいパスワードを入れてみたが、PCが開かない。
焦る…。

よくよく考えてみた。
そうだ、PCを立ち上げるためのパスワードと、学内のネットに接続するためのパスワードがあって、新しくしたのは、後者のだった。
(メモしてあったのはこっちで、更新する必要はなかったのだ)

PCを立ち上げるためのパスワード…。
こちらはかろうじて覚えていて、入れてみたら、ビンゴ!

これじゃ、避難民というより浦島太郎か。
やっと、時間がつながったという感じ。やれやれ。

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